1994年9月 音威子府にて


出発前に記念撮影

初めての道北

明るいうちにキャンプ場へ

 転職するときに一週間のまとまった休みがあったので、一度も行った事のない道北をサイクリングすることにした。ちょうど名寄に友達がいたのでそこを拠点に北へと向かった。テントを積んで自転車を走らせていると、すれ違うバイクツーリングの皆が必ずピースサインを送ってくれて励まされる。道の駅で水筒に水を入れてくれるよう頼むと店員さんは気を利かせて水筒に水と氷まで一緒に入れてくれる。孤独な一人旅かと思ったけどなかなか楽しい。


バナゴンキャンパーのおじさん

ご飯を頂き励まされる

途中のお店では

 クルマと違い自転車は夜になると辛いので、早め早めにテントを設営した。この辺は各所に温泉付きキャンプ場があるのでありがたい。朝、テントを畳んで出発しようと思ったら、駐車場でPキャンしているおじさんと目が合う。話しかけると本州から毎年北海道をキャンプして回っているという。

 別のキャンプ場では朝、テントからスーツ姿で現れた人に驚いて声をかけると、札幌から出張で道北に来る際、一泊はテント泊するという営業マンがいた。キャンプの楽しみ方は人それぞれだ。

 帰り道、店でジュースを買いながらおばさんと話していると、汗だらけの自分を見ながら「ちょっと待って」と奥から冷えたスイカを手に戻ってきた。最後まで皆に励まされ、充実した道北観光だった。


冷たいスイカを頂いた

温泉で疲れを取る