1998年6月 三里浜にて


 昔、三里浜キャンプ場に行った時、込み合っているのかを確かめるために受付に行っただけで入場料を請求されたことがあった。いやな思い出なので、三里浜キャンプ場の反対岸でキャンプをすることにした。

 雲ひとつない天気で6月とは思えない灼熱キャンプ。目の前に広がるオホーツク海を見ながらビールもすすむ。


とても天気の良い一日

昼食

釣りに昼寝に。

 夜、寝ているとテントの周りを「ジャリ、ジャリ」と歩く音で目が覚めた。キツネかな。いや、こんな浜辺にいるわけない。足音は人間みたいだし。ドライブに来た若造かな。でも笑い声も聞こえないし足音は一人っぽい。きっと飲みすぎて小便に起きたゴンタかクマだろう。そう思ってあまり気にせず寝袋にくるまった。

 翌朝この話を二人にすると、夜は起きていないと言う。大体テントの周りにも足跡はなかった。何だったんだあの足音は。お化けかな。でもお化は足無いから足音しないんだろうしな…。