2002年2月 和 琴にて


和琴湖畔到着

元気な白鳥

寒さに震えるポチ

 除雪もままならない雪道をひた走り、和琴まで露天風呂に入りに行くことにした。辺りが薄暗くなった頃にようやく到着。屈斜路湖は凍てつく寒さ、湖面は一面結氷して真っ白。キャンピングトレーラーを固定しようにも雪が深くなかなかうまくいかない。吐く息も真っ白、手もかじかんでくる。愛犬を外に出すと体温で溶けた雪が足に凍りつき歩けない。すっかり陽も落ちて寒さも一段と厳しくなってくる。最初は外でコーヒーを飲んでいた二人もそそくさとトレーラーの中へ入りヒーターを満開にする。今回は急な敢行で薪ストーブも積まずに来たため、寒空の下での夕食はあまりにも無謀。トレーラーの中で温かな寄せ鍋に舌鼓を打つ。


露天風呂

なぞの落書き

夜が明けてきた

 晩ご飯を食べ終わると二人は長靴に履き替え、雪を掻き分けながら風呂に向かった。いつもは熱くて入るのが大変なここの風呂も、さすがに2月とあってちょうどよい湯加減。 至福のひと時を過ごしつつ、凍った頭のままで眠りにつく。


樹 氷

日の出

露天風呂

 あまりの寒さに目覚めも早く、トレーラーの窓から外を見ると夜明けも間近。目の前には朝もやに包まれた美幌峠が見えてくる。樹氷越しに屈斜路湖の中島を望むとまさに日の出間近。澄み渡った空気に雲ひとつない空。この周辺で唯一の開氷面には白鳥が群れている。すっかり朝を迎え露天風呂も見えてきた。ゴンタはポチが寝た後に厳寒の中ひとりでこの風呂に入っていたそうだ…。



一面見事な樹氷

冬も暖かいトイレ

雲ひとつない青空