2003年9月 屈斜路湖にて


昨晩の暴風雨が嘘のよう

ゴンタは読書

湖面も凪いでいる

 屈斜路湖の南西側、釧路川の始まりにカヌーを出せるポイントがあり、ここの奥の空き地は絶好のロケーション。キャンプ場ではないのでトイレも水場もないが、水際キャンプを満喫できる。設営当日は大雨に見舞われ、容赦なく降りしきる雨の中タープを張りテントを立てる。寒さ対策に持参した薪ストーブの薪も雨に濡れなかなか火がつかない始末。やっとひと通りの準備が終わった頃、皮肉にも雨は小降りになる。この日のメニューは鳥鍋。ゴンタが腕を揮う。


たそがれるクマ

ホットサンドに

スパゲティ

 翌日は前夜までの風雨が嘘のような好天に恵まれ、陽気に誘われ早起きしたゴンタはのんびり読書。しばらくしてみんなが起き、朝ご飯にスパゲティとホットサンドを食べる。朝食をすませおなか一杯になったクマは澄み渡る屈斜路湖を見ながら一人黄昏ていたのだった。

 午後からはカヌーを借りて川下り。屈斜路湖では今年の春のカヌー事故の影響で、カヌーレンタル業者はとても神経質になってしまっていて借りるのが大変だ。この日クマは川下り初体験。興奮を胸に漕ぎ出すが、ポチのいいかげんなアドバイスであわや「沈」スレスレ。ズボンをびっしょり濡らしてしまう。ゴンタは晴れ渡る青空と澄み切った釧路川の水に誘われ、カヌーを泊めると素っ裸になり川を泳ぎだす。30半ばにして無邪気に泳ぐ姿を見てポチは言葉を失うのだった。


カヌーを借りてきた

いざ出発

楽しかった