2005年9月 常呂川 (訓子府日の出〜北見中ノ島)


これから下見
さぁ出発
堤防を軽快に走る

 最近の雨男ぶりが嘘のようにこの日はとても良い天気。湧別川か釧路川に行こうとしたが、ガソリン価格の高沸のためカミサンからダメ出し。仕方なく近場の常呂川を下ってみることにする。初めて下る常呂川、万一に備えスタートからゴールまで自転車でスカウティングすることにした。日の出の堰堤から砂利道の堤防を延々とサイクリング。


橋から見下ろす常呂川

藪の中に愛車発見

出発前に腹ごしらえ

 堤防を走ってみて知ったのだけど、堤防は一本がずっと続いているのではなく何本も重なるように続いていた。途中2度ほど堤防が切れて行き止まりになっていてぐるっと引換えす羽目になる。途中の橋から川を見ると小さな瀬もありそこそこ楽しめそう。しばらく走り続けるとやっとゴール地点の中の島公園にたどり着いた。時計を見るともう昼時。スタート地点まで戻り、傍らに生えていたちょっと卑猥なきのこを見ながら軽く食事を済ます。すぐ傍で年配のグループもピクニックを楽しんでいる。…本当に良い天気。


お尻きのこ

出発準備

なんと沈!

 今回は1艇で出発することにした。常呂川はあちこちに小さな瀬があるけれどいざ進入しても全然迫力がない。そのうち悪乗りして瀬の中を立ち漕ぎ、さらには隠れ岩すれすれを通ってみたりする。

 川の途中すぐ傍に職場があるクマに川下りしていることを伝えると、待っててくれるという。しかし予想以上に時間がかかり、携帯電話でクマと話をしているうちに艇は浅瀬に乗り上げてしまった。浅瀬から本流に入ろうとすると本流地点は結構な瀬になっていて面白そう。

 前に乗っているゴンタが艇を曲げようとパドルを出すと悪乗りしたポチが逆方向にパドルを入れる。途端に横を向き、そのまま瀬に入る…。しなくてよかった粗沈に、こみ上げる怒りを抑えながらゴンタが艇を進めると、1時間ほど待たされ続けたクマがいる場所まで下ってきた。


汚い常呂川に浮かぶ

艇の中は水浸し

クマが待っていた

 クマと話ながらひと休みして艇を出すと開成橋が見えてきた。あともう少しでゴール地点…しかし生い茂る木々と見通しの悪い岸で上陸ポイントが分からない。結局少し通り過ぎた崖から無理やり上陸、身近な川の決してキレイではない水を全身に浴びて川下りは終了したのだった。


橋を越えるとまもなく終点

やっと到着

疲れた疲れた