2006年07月 釧 路 川 


早朝に24時間スーパーで買出し

半年振りの屈斜路湖着

愛犬背負ってサイクリング


気がつくともうこんな時間

サングラス越しに撮ってみた

釧路川・眺湖橋到着

 RVを廃車にしてしまったのでカヌーを運ぶことが出来ず、しばらく川にも行けなかったので、呆れる家族を尻目に軽自動車にキャリアを付けて無理やりカヌーをカートップして川下りに出かけることにした。
 この日は新聞記事になるほどの猛暑、絶好の川日和。しかし息子の目が気になり、登校を見届けてから出発。ガソリン入れて買出しして非力な軽自動車で屈斜路湖に着くともう時計は10時過ぎだった。


久しぶりの屈斜路湖

湧き水のポイントでひと休み

うだるような暑さ

暑そうな愛犬に川の水をかける

カミサンが今朝焼いてくれたパン

美留和で少し遊んでみた

 久しぶりの釧路川、いつものように札友内橋に車を置いて、愛犬を背負って自転車で眺湖橋まで戻る。炎天下で自転車をこぐだけで汗が吹き出る。途中ではいつものように警官が測定機材を設置していた。

 スタート地点ではファルトを組み立てているカップルがいた。群馬から来て、札友内まで下るという。一緒に下ろうと思ったけどファルトを組み立てて着替えをして・・・とまだまだ時間がかかりそうだったので先に行くことにした。


愛犬はバテバテ

退屈な長い直線

やっとカーブに差し掛かる


虫が大量発生

あちこち刺されまくり

この橋を越えたところでトラブルが!

 川に入ると本当に天気が良く、愛犬はぐったり。頭を触ると熱くて熱射病になりそう。あわててシェラカップに川の水をすくい、愛犬の頭にかけてクールダウン。

 美留和の瀬で少し遊んで退屈な直線でゴンタとクマにメールを送っているとやっとカーブに差し掛かった。少し漕ぎ進むと虫が大量発生、暑さに任せて軽装だったオレに虫たちは容赦なく襲い掛かり、なす術も無いままあちこちを刺されてしまう。

 鉄橋を過ぎてしばらく行くと、倒木が目立ち、進路いっぱいを塞ぐ厄介なルートもありワクワクさせられる。しかし、そんな甘い気持ちに渇を入れるようなハプニングがオレに襲いかかった。


ドキュメント 「あぁ粗沈手前」

《1》
 川幅いっぱいに左右から2本の倒木があった。
「1」のコースを行こうと思ったが流れがけっこうあったので、一旦遡上して枝をくぐる「2」のコースを通ることにした。

 

《2》
 身を屈めて楽勝でクリアのはずだったのにトラブル発生。
なんとPFDの隙間に枝が刺さってしまった。思いがけない出来事に驚くオレ。



《3》
 あわてて枝を外そうとしたとたん、膝に置いてあったカメラに気を取られパドルを放してしまう。パドルはスルッと滑り落ち無常にも先に流れていく。


《4》
 やっとの思いで枝を外し、パドルを目で追うとはるか5メートル先を流れている。予備パドルは積んでいない。仕方なく手で漕ぎパドルを追いかける。



《5》
 パドルは倒木に引っかかったが、カヌーは本流に捕まり流され、すぐにパドルを追い抜いてしまった。あわてて近くの木をつかみ急停止。勢いで艇が傾き沈スレスレ。


《6》
 倒木に引っかかったパドルは微動だにせず、俺がつかまった細い枝は今にも折れそう。膝の上では愛犬が不安げに俺を見つめている。



《7》
 手を伸ばしてみてもその距離およそ10メートル、まったくなす術が無いまま時間ばかりが過ぎていく。

《8》
 ・・・と、奇跡が起きる。流れてきた枯れ枝が偶然パドルにあたり倒木から離れ、見事に自分へ向かって流れてきた。一心不乱にパドルを確保する。



まったく進路が無い

どうにかゴールに到着

後片付け

 何とかパドルを確保してまた漕ぎ進むが、パドルを放してしまった動揺で、パドリングがすっかり守りに入ってしまう。ルート選びも慎重で最もリスクの無いコースを慎重に進み、ゴールでほっと一息ついたのだった。

 ゴールの札友内橋でカヌーを引き上げていると、スタートで見かけたファルトのカップルが到着した。美留和の直線で上流を見たときには影も無かったのに。やっぱり、パドルを離したあのハプニングの時間ロスは相当だったんだ(笑) ファルトのカップルはここからタクシーで眺湖橋まで戻るというので、せっかくなので車に乗せてあげることにした。聞くと今晩は和琴でキャンプをするらしい。いいなぁ、オレは明日は朝から会議だ。 お近づきの記念に写真を取らせてもらおうと思ったが、彼女が恥ずかしがるので無理強いをせずに別れた。



ポチもひと安心

和琴半島に移動

和琴の秘湯(笑)


温泉で汗を流した

帰路で愛犬は爆睡

・・・で、愛犬もひと汗流す

 炎天下の川下りで体中ベトベトなので、和琴で温泉に入ることにした。駐車場に車を停め愛犬を連れて林道の温泉まで散歩する。前回の登山でダニに懲りたので、森の中では愛犬を抱えて歩いた。

 温泉では兵庫から来たおじさんがビール片手に上機嫌で入浴中だった。オレも一缶呑みたかったけどこれから運転しなければならないので我慢、早々に帰路に着く。助手席では疲れ果てた愛犬がいびきをかきながら寝ていたのだった。