朝もや
朝、目が覚めてテントから出ると一面朝もや。静寂の湖面を眺めながら焚き火に火を点けた。コーヒーを飲みながら黄昏ていると、突然腹具合がおかしくなってきた。
やばい、ここでキジウチしたら寝てるみんなに聞かれるかも…。
そう思い、右手にティッシュとスコップ、左手にパドルを持ってカヌーに乗り込む。手ごろな入り江を見つけ艇を泊めた。
足早に手ごろな藪を見つけズボンを下ろししゃがみこむ。…本当に爽やかな、朝もやの一日だった。