女満別湖畔


 初冬の女満別湖畔、キャンプ場も閉鎖されていたので少し走るとちょうど良い空き地があったのでここで一泊することにする。久しぶりだったせいなのか少し呑み過ぎ、翌朝はほんのり二日酔いだった。

 まだ薄暗い中、焚き火の準備をしていると白鳥の群れがやってきた。大きな一羽がじっとこっちを見ている。白鳥の視線の先を追うと、愛犬が背中を丸めてトイレ中だった。