露天風呂
その夜は風がとても強く、横殴りの暴風雪。露天風呂にたどり着くと手早く服を脱いだ。風呂まで10歩ほどしかないのに冷たい風が肌身にしみる。あまりの寒さに勢い良く湯船に飛び込んだ。
!!
その日の風呂は異常に熱かった。だめだ、入れない!驚いて飛び出るとまたも横殴りの暴風雪。でも熱すぎて入れない。あわてて服を着ようと走った途端、凍った岩に足を滑らせ転倒。親指の爪が剥がれたのだった。